野菜の出来も虫次第。

昆虫大好き週末農家のゆるっと家庭菜園日記。

農民、親知らずを抜く。

それは一瞬の出来事だった。

ミシッ、と頬骨が軋むと同時に、口に広がる暖かい鉄の味。「ヤベッ」という歯科医の声。フル活動しだすバキューム。たかが歯の1本に3針も縫われる脆弱な歯肉。

今吾輩の目の前には、小さな奥歯の亡骸が横たわっている。

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5年以上前から、台風が来ると疼き、風邪を引くと疼き、最近では何もないのに疼き、時折頭痛を起こしてみたり、戯れに耳に違和感を与えてみたりと、じわじわHPを削っていた諸悪の根源。

頬に向かって真横に生えており、町の歯医者では抜けないと言われてのばしのばしになっていたが、口腔外科に入って抜いてお会計までわずかに30分。

治療費1700円、お薬代540円。(でも事前のCTで8000円かかった)

これほどあっさり決着がつくのなら、ビビってないでもっと早く抜いておくべきだった。

抜歯から6時間経った今、若干鼻の下あたりが熱っぽく腫れ(親知らずを抜いたことで鼻の下にもともとある空洞と外界が開通したらしい。なにそれこわい)、ジンジンする鈍い痛みはあるものの、一日ずっと矯正装置を締めなおしたばかりのようなイライラする痛みがある状態よりずっとマシである。

いまだに血が止まらず、ギュっと固めたガーゼを噛み締める生活も今日明日までと思えば耐えられよう。

夕飯にうっかりピリ辛担々麺を食べてしまい、傷口に沁みて激痛だったのは完全に吾輩のミスである。

さて、このにっくき親知らずをどうするか。

「上の歯だから床下に埋めてあげるべきだ」と姪は言うが、こいつには三日三晩トロ火であぶっても足りないほどの恨みがある。

どうにかして酷い目に遭わせてやろうと思っているのだが、中々決めきれないでいるうち、吾輩の親知らずは祖母の手によって仏壇に祀られてしまったのである。

それを「早く歯が全部生えて揃いますように」と小さな手を合わせて拝む、もうすぐ4歳の娘。

悪霊は肉体から解き放たれ、そして神になった。

 

なんてはしゃいで馬鹿みたいなことを書いてしまいましたが、実はまだ下顎に二本ある僕の親知らず。

しかもそれも生え方が悪く、抜くとしたら入院して全身麻酔で顎を削るそして多分めっちゃ腫れると恐ろしい宣告をされてるんですよねー…

今のところ下は痛くないので放置しているんですが、何か歯ごときで入院ってカッコ悪いなぁ。

歯科治療での入院はちゃんと医療保険が出るのだろうか。

不安が尽きないたっどぽーるでした。